ブログのアップをご無沙汰しております、ICTサポート片岡でございます。
はい、もちろん元気に営業中です。

今回は、知り合いのフリーランスのwebデザイナーさんから「iMacのSSD換装を出張対応でお願いしたいのですが・・・」と問合せがありました。

交換したい理由としては、今HDDで動作が非常に遅くSSDにして動作を速くしたいとの事でした。

※動作改善に「メモリを増設したい」とおっしゃられる方がよくいますが、SSDに交換する方がはるかに動作改善を実感いただけます。

iMacのハードディスクをSSDに交換する際の注意点ですが、今回のモデルの場合、

・別売りの温度センサーが必要になる。
・専用両面テープが必要になる。

大きくはこの二点になります。

純正のApple製HDDの場合、HDDに温度センサーが内蔵されています。交換するSSDには温度センサーが内蔵されていませんので、別途温度センサーを購入し取り付ける必要があります。

また、EMCナンバーが「2546」以降のiMacは薄型仕様になります。この場合、一度本体からディスプレイを取り外した後、閉める際に専用の粘着両面テープが必要になります。

※以前のモデルの場合は、マグネット式で本体のディスプレイの取り外しが可能でした。開け閉めでホコリが大量に入るリスクはありますが・・・。

このモデルのiMacのSSD換装は何度も実施しているので、この二点をおさえておけば通常どおりの作業で問題なく作業は完了します。
あとは、持って行くものを忘れないかですね!必要なパーツ、必要な道具を揃えていざ出陣です。

現地に到着後、早速作業開始です。下の写真の通り、まずはディスプレイと本体を繋いでいる粘着テープをピザカッターのような器具でリリースします。

上と左右の隙間からグリグリ何度か行き来させます。基本的には内部を傷つけない道具ではありますが、上部のカメラ部分は押し込みすぎると破損の可能性があるので注意が必要です。

iMac27インチ late2012 EMC 2546 SSD換装対応1

 

ディスプレイを取り外すと、中はこんな感じです。ど真ん中にファンがありますが、その左横の銀色の長方形の物体がHDDです。今回はコレを交換します。
iMac27インチ late2012 EMC 2546 SSD換装対応2

 

左画のスピーカーのねじを取り外し、少しだけ左にスピーカーをずらします。そうする事で、HDDを取り付けているねじを取り外す事ができます。以下写真はHDDを取り外した後です。
iMac27インチ late2012 EMC 2546 SSD換装対応3

 

取り外したHDDがこちら。
iMac27インチ late2012 EMC 2546 SSD換装対応4

 

写真左がSSD(マウンタ付き)、右が温度センサーです。
iMac27インチ late2012 EMC 2546 SSD換装対応5

 

以下写真はSSD装着後です。温度センサーの熱検知部分をSSD本体に貼り付けました。
iMac27インチ late2012 EMC 2546 SSD換装対応6

 

後はディスプレイを取り付けるだけなのですが、元々張り付いているテープを残さずに取り外して、新しく専用の両面テープを貼り付けます。
iMac27インチ late2012 EMC 2546 SSD換装対応7

 

画面がきれいに映っています。一旦インターネットリカバリーでOSを再インストール、動作確認をして(音声が流れる、明るさ調節が出来る等々)作業完了です。
iMac27インチ late2012 EMC 2546 SSD換装対応8

iMacのSSD換装は初めて実施される方にとっては、ハードルの高い作業がいくつかあります。
実績のある当店に是非ご依頼ください。もちろんですが、今回のようにお伺いして、現地での作業にも対応いたします。